シーリング材とは？用途に合わせた変成シリコーンのご紹介

建築現場で欠かせない、シーリング材。
その中にはいろいろな種類がありますが、どのように使い分ければ良いのでしょうか。
この記事では、シーリング材の種類と、おすすめの商品についてご紹介します。

■シーリング材とは？

シーリング材とは、建物を建てる際、窓や壁などの間にできる隙間を埋める資材のこと。
シーリング材は、温度変化や衝撃に合わせて伸び縮みし、隙間を作らないようにする必要があります。

シーリング材の種類は、大きく分けて2種類。
そのまま施工して硬化させる(湿気硬化)1成分形と、硬化剤と混ぜて使用する2成分形があります。
さらにその主成分で分類すると、下の図のようになります。

セキスイのシーリング材は、1成分形のシリコーン系・変成シリコーン系。
1成分形なので、そのまま施工できるタイプです。

シリコン系のシーリング材は汎用性が高く、構造物のさまざまな場所で目地として活用されています。
建築物で目地を使用する箇所は多く、それぞれの場所に適したシーリング材を選ぶのが大切です。
では実際に、どのような基準で製品を選べばよいのでしょうか。

■シーリング材の選び方

シーリング材を選ぶ際には、次のような条件を確認する必要があります。

・追従性が必要かどうか。
・施工カ所の素材（被着材料の確認）
・耐熱性や耐光性の重要度
・水回りかどうか
・耐候性が必要かどうか

シリコーン系・変成シリコーン系のシーリング材が適している施工場所は、主に水回り。
ここからは具体的な使用シーンに合わせて、おすすめのシーリング材をご紹介します。

色が選べる 15 種類【セキスイシリコーンシーラント】

セキスイの標準的なシーリング材です。
施工カ所に合わせて色が選べる15色展開で、JIS認定品で防カビ材入り。

※クリアのみ防カビ材不使用のものもあります

硬化時の刺激臭も少なく、作業しやすい製品です。
対応素材：ガラス・サッシ・金属・プラスチック・陶器・ホーロータイル・木材など

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抗菌性をプラス【抗菌GooD！防カビ抗菌シーリング材】

通常の防カビ性能に、抗菌効果をプラスした変成シリコーンシーラント。

業界初、SIAA抗菌認証取得のシーリング材です。
高い抗菌効果と、防カビの持続性がポイント。

※環境により効果が変わる場合があります。
※すべての菌やカビに効果があるわけではありません。

バイオクリーンルームや病院、学校や幼児施設など、より高い抗菌性が求められる建築物におすすめです。

アウトガス成分を抑制【抗菌 GooD！クリーンルーム用】

半導体などの電子材料を汚染するアウトガス成分を抑制した、クリーンルーム用の変成シリコーンシーラント。
一般的な変成シリコーンシーラントと同じ1成分形で、施工性を損なわないのがポイントです。
パッケージは330mlの筒型カートリッジと、320mlのフィルムパックからお選びいただけます。

※電子材料を汚染する可能性のある11種のアウトガス成分について、
日本空気清浄協会（JACA）が定めた指針「JACA No.34-1999（ダイナミックヘッドスペースエンジニアリングテスト法）」に基づく試験を実施。

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火炎貫通を防止【耐火シーラント】

火災時、目地部分から火が貫通し、被害が広がるケースもあります。
通常シーリング材は、高温の状況下になると弾性を失い、灰のようにぼろぼろになってしまうからです。

セキスイの耐火シーラントは、熱が加わった際に縮まず、膨張するのがポイント！
※防火区画の “配管貫通部”の処理は、国土交通大臣認定の防火措置をお取りください。
推奨品：積水化学工業（株）フィブロック、セキスイ耐火パテ

加熱燃焼試験①

【試験条件】
1) シーリング材を幅10mmx深さ10mmx長さ100mm目地形状になるように打設、23℃環境下で7日間養生し完全硬化したものを試験体とした。
2) 試験体を所定の雰囲気温度に加熱した電気炉に入れ、30分放置し状態を観察した。

加熱燃焼試験②

【試験条件】
1) 右図のようにALC板の目地部分にシーリング材を打設。
2) 23℃50％RH環境で7日間養生し、完全硬化させたものを試験体とした。
3) 炉内温度が600℃の電気炉に試験体を配置。
4) 30分放置後に試験体を取り出し、シーリング材の外観確認を行った。
膨張して固くなることで、火を遮断し、目地からの燃え広がりを防ぎます。

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■製品の詳細とお見積りについて

シーリング材には、湿気などから建物を守る大切な役割があります。
場所に合わせたシーリング材を選び、性能の高い建物づくりに繋げましょう！

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