作業スペース狭く、包装機械を半屋外に設置した事例をご紹介！

包装機械の導入は問題なくスムーズにいくこともあれば、
使用しているダンボールや設置場所の環境によって、検討を重ねることもあります。
特にワークメイトの設置に十分な作業スペースが確保できないことについては、
すぐに環境を変えることができないため、大きな課題になります。

今回は作業スペースが狭いだけでなく、半屋外空間という厳しい環境下での導入事例をご紹介します。

目次
 ・多い時には300ケースを手作業で製函
 ・設置場所は半屋外。機械の耐久性も心配
 ・昨今増えてきている電機の契約容量の課題
 ・半自動かつシンプルな設計のワークメイトを導入
 ・ワークメイト34のご紹介

■ 多い時には300ケースを手作業で製函

今回ご紹介する企業様はハーブや草花を栽培し出荷している企業様の事例です。
収穫したハーブの鮮度を保つために、収穫したその日、遅くても次の日の午前中までには出荷するといったこだわりを持っていらっしゃる企業様でした。

しかし昨今の異常気象もあり、ハーブを収穫するタイミングも図りにくく、
予測が立てづらい状況の中、箱作りから封緘作業まで全て手作業で対応されていました。
しかもダンボールは比較的に厚みがあるタイプで重労働。

ご担当者様から、働いている従業員の為にもなんとか機械化出来ないものかと、ご相談いただきました。

■ 設置場所は半屋外。機械の耐久性も心配

これまでこの企業様の機械導入が進まなかった背景として、
作業スペースが狭いこともありましたが、収穫したハーブをその場で箱詰めしていたため、 半屋外で作業をするという過酷な環境も課題となっていました。
雨・風は凌げていても、やはり屋内と比べてしまうと埃や砂塵のため最適な環境とは言えません。

せっかく高い費用をかけて導入しても、不具合が出やすくなるのではないかと、耐久性の面でも心配されていました。

■ 昨今増えてきている電機の契約容量の課題

セキスイの営業担当者が実際に現場に訪問し設置場所を確認すると、
思っていた以上に作業スペースを確保することが厳しい状況でした。
また現場でお話を伺う中で※契約電力容量の課題もありました。
以外と盲点になることも多い電力容量の課題ですが、
昨今の電気代の値上げもあり各企業の契約電力容量を見直す動きが活発化してきています。

この企業様もつい先日、電気の契約容量を見直したばかりでした。

※契約電力容量
契約上、その施設内で同時に使用できる電気の最大容量

出展：資源エネルギー庁
https://www.enecho.meti.go.jp/about/pamphlet/energy2020/002/#section1

■ 半自動かつシンプルな設計のワークメイトを導入

機械を稼働させるには最適な環境ではありませんでしたが、打合せを重ね、
すべてを自動化するのではなく、まずは一部の工程のみ半自動化から進めてみることになりました。

省スペース、半屋外、電力容量、すべての条件をクリアできるワークメイトを提案し、
実際に使用しているダンボールでデモを実施いたしました。
従業員の方にもワークメイトにも負荷がかかりにくい設置場所や
作業工程なども細かく打合せさせていただきました。

実際に導入するまでかなり緊張感があったそうですが、無事に搬入が完了し、
作業が機械化できたときの喜びはとても大きいものだったそうです。

実際に現場の方が「作業が本当にラクになった！」と言ってくださったり
現場担当者の方からも「諦めずに可能性を探り続けてよかった！」と
嬉しいお言葉をいただきました。

■ ワークメイト34のご紹介

今回、実際に導入した機械はワークメイト34です。
「製函」「封緘」2つの機能を1台でラクにこなせる半自動製函封緘機です。
ワークメイトの中でも最もコンパクトな機種の一つで、必要面積は他社の80％～61％になっています。
電源も単相100Vなので、一般家庭と同じ電源をお使いいただけます。

詳しくはこちら！
https://www.sekisui-pack.com/search/category/machine/casecealer/1217562_13109.html
箱作りを機械化するメリットについて検証した動画もございます。ぜひご覧ください！

【段ボールのテープ貼り・箱作りを機械化するメリット】
https://youtu.be/y5kLXWvrvAE

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