製造業の梱包作業を効率化して生産性を高めよう!メリットや方法を解説

※この記事は2022年2月に公開された記事をリライトしています。

製造業の中でも手間がかかる梱包作業。ダンボールを使用した梱包は、見た目以上に重労働です。そうした梱包作業を、効率化したいと考えていませんか。

本記事では、製造業の梱包作業を効率化するメリットや具体的なステップ、生産性が下がってしまう原因などについて解説します。 ぜひ最後まで読んで、製造業の梱包作業の効率化に役立ててください。

■梱包作業を効率化すれば生産性が高まる

そもそも、なぜ製造業が梱包作業の効率化と生産性の向上に取り組むべきなのでしょうか。まずは、製造業における生産性向上とは何か、について解説します。

製造業における生産性向上とは?

生産性とは、投資したリソースに対して生み出される成果の程度のことです。
少ないリソースで大きな成果が出れば「生産性が高い」、逆に多くのリソースを投入して成果がなければ「生産性が低い」ということになります。

製造業における生産性向上とは、多くの場合、少ない人手で多くの製造物を作れるようになることです

製造業が生産性向上に取り組むべき理由

製造業にとって、生産性を向上させるための施策を打つことは火急の問題です。なぜなら日本の労働生産性は、他の先進国より低いというデータがあり、さらに労働人口も年々減少しているからです。
現在、ECサイトで買い物をする人口は増加し続けています。しかし、ECサイトを支える物流業界は、働く人の数が減少しているのです。そのため製造業は、より少ない労働人口で成果を上げる必要があります。

セキスイでは、梱包作業における生産性向上に役立つ資料を配信しています。ぜひ参考にしてみてください。

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■製造業の生産性が下がる主な原因

生産性を向上させるためには、そもそもなぜ生産性が下がってしまうのか把握する必要があります。製造業の生産性が下がる主な原因は、以下の3つです。

● 人手不足
● 人的な作業ミス
● 他部門とのコミュニケーション不足

人手不足

先述したとおり、製造業は深刻な人材不足の状態です。
人材が不足していると、製品の製造にかかる時間が長くなります。また人手が足りず忙しくなると、従業員の離職率が上がりかねません。従業員が頻繁に入れ替わると、教育コストも重くなり、どんどん悪循環になってしまいます。

人手不足は、製造業の生産性が下がる大きな原因なのです。

人的な作業ミス

どれだけ注意して仕事をしていても、人間の仕事にはミスがつきものです。特に人出不足の現場では、一人当たりの業務量が増加し、ミスが増えやすくなります。作業ミスが発生すると、作業のやり直しにより生産性が低下します。

作業ミスの増加も、製造業の生産性が下がる原因のひとつです。

他部門とのコミュニケーション不足

製造業の現場には、梱包作業を行う部門の他にも、様々な部門があります。そのため製造工程においては、他の部門との連携が欠かせません。 他の部門とのコミュニケーションが取れていないと、確認などで時間のロスが増えます。

部門間のコミュニケーション不足は、生産性を低下させる要素のひとつです。

■梱包作業の効率化によって製造業で生産性を向上させるメリット

梱包作業の効率化によって製造業で生産性を向上させるメリットは、以下の3つです。

● 品質を高く保てる
● 人件費などのコストを削減できる
● 労働環境の改善につながる

品質を高く保てる

製造業が顧客から信頼されて、利益を上げ続けるためには、ミスを減らし品質を高く保つことが重要です。主なミスの原因は、ルーチンワークによる集中力の欠如とされています。
単純になりがちな梱包作業は、まさに集中力が切れやすい作業です。梱包作業を機械に置き換えると、ミスを減らして品質を維持することができます。品質を保つことによって、ブランド力も向上するでしょう。

これが、梱包作業の効率化によって製造業の生産性を向上させるメリットのひとつです。

人件費などのコストを削減できる

人件費は企業の利益に関係なく毎月必ず発生する費用です。売り上げの悪かった月などは、人件費が痛い出費と感じられることもあるでしょう。生産性を向上させると、売り上げも多くあがるようになり、相対的に人件費が削減できます。 梱包作業の効率化によって製造業で生産性を向上させるメリットとして、人件費などのコストが削減できる点も挙げられます。

労働環境の改善につながる

製造業の現場の中には、従業員に深夜労働や長時間労働を強いているところもあるでしょう。職場の労働環境が悪いと広まれば採用活動に支障を来したり、企業のイメージが悪くなったりする危険性があります。
一方、生産性を向上させられれば労働環境を改善して従業員にとって働きやすい職場作りが可能です。労働環境の改善につながる点も、梱包作業の効率化によって製造業で生産性を向上させるメリットだと考えられます。
実際に梱包作業の効率化によって人員を削減し、生産性を向上させた事例もあります。 詳しくはダウンロード資料からご確認ください。

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■梱包作業の効率化によって製造業の生産性向上を進める具体的な手順

梱包作業の効率化によって製造業で生産性向上を進める具体的な手順は、以下のとおりです。

● 現状の課題を明確にする
● 目標を数値に落とし込む
● 生産工程を自動化する
● 効果測定と検証をする

現状の課題を明確にする

同じ製造業であっても抱えている課題は企業や現場によって多種多様です。そのため、まずは現状の課題を明確にしましょう。顧客満足度の低さが課題なのか、人件費の高さが課題なのか、原因をはっきりさせるのがおすすめです。原因が分かっていると、効果的な施策が打ちやすくなります。

目標を数値に落とし込む

目標が決まったら、以下のように具体的な数値を落とし込みましょう。

●利益を〇%向上させる
●人件費を〇円削減する
●ミスを〇%減らす

目標を数値で設定していないと、施策がミスマッチになる可能性があります。

生産工程を自動化する

課題と目標が明確化すればいよいよ工程の自動化です。梱包作業は、生産工程の中でも最後なので、後回しになるケースが多くあります。ですが、お客様にとっては、第一印象に繋がる大切な工程です。

単純に製造業の生産効率を高めるには、ライン全体のスピードを上げるのが効果的です。そのスピードを決めるのは、最終工程の梱包作業と言っても過言ではありません。
梱包作業は、スピードと正確性が求められる重要な工程です。その工程を自動化することで、人員を付加価値の高い仕事に充てることができます。人的なミスの削減にも繋がるので、生産性は大きく向上するでしょう。

梱包工程を自動化するための製品にはさまざまなものがありますが、特におすすめなのがセキスイのワークメイト01です。

ワークメイト01

1台で「組み立て」「箱詰め」「封かん」の3つの作業を行うことができ、生産性の向上につながります。

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効果測定と検証をする

生産性を向上させるための施策を打ったあとには、効果測定と検証を欠かさず行いましょう。もし十分な効果が見受けられないのであれば、原因を考えて改善する必要があります。 そして、また新たな目標数値を設定して施策を考案しましょう。

このように、「現状の課題を明確にする→目標の設定→生産工程の自動化→効果測定と検証をする」の流れを繰り返すことで、生産性の向上を図ることができます。

■セキスイの製函機で梱包作業を効率化しよう

製造業は、人手不足や労働環境の悪化によって、生産性が低下しやすい傾向にあります。
生産性を向上させることで、従業員の労働環境を改善し、人手不足を解消してみませんか。梱包作業の機械化は、商品の品質を高めるので、顧客満足度にも繋がります。
ぜひ本記事で紹介した方法を参考に、製造業における生産性の向上に挑戦してみてください。

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