「ポスト投函できる梱包」が、これからのコスト戦略の鍵になる!?

2025年現在、ネコポスやゆうパケットなどの「ポスト投函型配送」が、通販・物流業界で急速に拡大しています。
その背景には、次のような社会的・経済的トレンドがあります。
宅配便単価の上昇
再配達削除の社会的要請
ECの取引件数の増加
置き配ニーズの定着
中でも注目されているのが、「不在でも受け取れる×配送コストを抑えられる」という、ポスト投函型配送です。
実際、日本郵便の「ゆうパケット」、ヤマト運輸の「ネコポス」などは取扱件数が年々増加しています。
置き配が進む2025年、求められる“薄型梱包”とは?
目次
・配送費のリアル:「ポスト投函」でどれだけコストを削減できる?
・カギは「厚さ30㎜以下」におさめる梱包!?
・実は難しい?「手作業での薄型梱包」
・解決策:「薄型対応」の封緘機で、作業もコストも最適化!
・どんな商品が向いている?
・まとめ
■配送費のリアル:「ポスト投函で」どれだけコストを削減できる?
ポスト投函型は、コスト面でのメリットも非常に大きい配送手段です。
配送方法 | 料金の目安 | 特徴 |
---|---|---|
宅配便(ヤマト・佐川など) | 700~1,100円/個 | サイズやエリアにより変動、再配達のリスク有。 |
ネコポス(ヤマト運輸) | 不明 | ポスト投函。追跡可 |
ゆうパケット(日本郵便) | 250~360円程度 | 重さと厚みにより料金変動。全国対応 |
例えば、月間1000件出荷していれば、30~60万円のコスト差が生まれるケースも。
「ポストに投函できるかどうか」=コスト競争力の分かれ目になっています。
■カギは「厚さ30㎜以下」におさめる梱包!?
ただし、ポスト投函型の最大の条件は、「厚さ30㎜以下」であること。
コストを下げたくても、梱包が厚すぎてはそもそも適用できません。
■実は難しい?「手作業での薄型梱包」
「ミリ単位の調整を人手でやる」ことは実際かなり大変です。
・緩衝材の使い過ぎで厚みオーバー
・テープや封緘位置による、見え方のバラつき
・出荷量が増えると作業負担が増大
・作業者ごとの品質差、ヒューマンエラー
■解決策:「薄型対応」の封緘機で、作業もコストも最適化!
弊社では、30ミリ以下の箱に対応した「封緘機」の提案をさせていただいております。
この封緘機の特徴は、単に作業スピードがアップするだけではありません。
中身がスカスカでも、封緘テープが美しくしっかり貼れる
手作業では、中身が動いて箱が凹んだり歪んだりしがちです。
特に薄型梱包は「スカスカ感」が出やすく、テープがシワになったり、
粘着が不十分で封が浮くケースが多発します。
積水の封緘機なら、上から一定の圧力で箱全体を押さえながらテープを貼るので、
内容物の有無に関わらず一貫してきれいな仕上がりが実現できます。
封緘の品質が一定
「1個ずつ人が押さえながらテープを引く」という手作業では、封緘品質に差が出ます。
封緘機なら誰が使っても同じテンション・同じ位置でテープが貼られます。
梱包品質のバラつきを減らし、封の不良による再梱包や返品リスクを低減します。
作業スピードを大幅にアップ
薄型・小型の箱でも、置くだけで自動で封緘完了。
出荷量が増えても、現場の負担が増えません。
今回このブログを見ていただいているお客様限定で、動画を公開いたします。
■どんな商品が向いている?
梱包マトリクスでチェックしてみましょう!
以下のマトリクス図をご覧ください。
これは、梱包の高さ(縦軸)と、壊れやすさ・保護要求(横軸)で分類したものです。
注目すべきは、右下の赤枠=「薄くて壊れやすい」ゾーン。
ここにある製品は、袋では保護力が足りず、段ボールでは厚みが出すぎるという
「梱包のはざま」にあります。
例えば…
・精密部品・基盤類
・コスメ・スキンケアサンプル
・医療・検査用キット
・小型電子アクセサリ(イヤホン、アダプターなど)
このような商品こそ、30mm封緘機と薄型段ボールの組み合わせで、
安全かつ投函対応の梱包が可能になります。
※配送業者様の約款がございますので、そちらは別途ご確認下さい。
■まとめ
✅ ポスト投函型配送は、置き配時代に最適な手段
✅「30mm以内」の薄型梱包が、コスト削減のカギ
✅ 手作業では難しい薄型梱包も、封緘機なら安定して大量処理が可能
✅ 導入の判断は、「自社商品の位置が赤枠にあるかどうか」が目安!
「薄型梱包を始めたい」「今の作業体制に限界を感じている」企業様、
ぜひ以下のフォームよりお問い合わせください。
資料請求や個別相談も承っております。

積水マテリアルソリューションズ(株)
https://www.sekisui-pack.com/
積水化学の製函機・封緘機「ワークメイト」を中心にご案内をしています。人手不足が進んでいる昨今だからこそ、皆様の作業の相棒としてお役に立てるような活動を行ってまいります。
セキスイパック取り扱い製品
カテゴリー Category