製造業で梱包作業を改善するには?方法やポイントを解説!

※この記事は2022年3月に掲載したものをリライトしています。
製造業の現場で、欠かせない梱包作業。
日々の業務の中で、負担が大きくなりやすい業務のひとつです。
一方で、姿勢の負担・重量の負担など、改善方法が見つかりやすい業務でもあります。
この記事では、梱包作業を改善するための方法やポイントなどを解説します。
ぜひ最後まで読んで参考にしてみてください。
目次
・梱包作業を改善する理由
物流コストを削減するため
DXに対応するため
・梱包作業を改善する手順
作業環境の現状を整理する
非効率や無駄を減らす
システムを導入する
人手不足を解消する
・梱包作業を効率化する製函封緘機
・改善のために注意するポイント
個別最適化にならないよう気を付ける
現状と目標を従業員に共有する
効果測定や検証を徹底する
コストの低さと安全性を両立する
・梱包業務を効率化しよう!
■ 梱包作業を改善する理由
そもそも、なぜ梱包作業を改善する必要があるのでしょうか。
また、改善しようとする企業が増えているのでしょうか。
梱包作業を効率化する理由には、例えば次のようなものがあります。
●物流コストを削減するため
●DX化に対応するため
物流コストを削減するため
業務改善の理由として多いのが、物流コストを削減するためです。
梱包作業は昔からある工程のため、同じ方法で作業を続けているケースが多くみられます。
時代とともに梱包が細分化し、手間が増えるのをなんとか人力で解決していないでしょうか。
一時的な増員の手配や、残業によりコストが増加している企業は少なくありません。
梱包作業を改善し、効率化することにより、無駄なコストを削減できます。
DX化に対応するため
デジタル技術の発展により、さまざまな分野でDX化が推進されていますね。
DXとはデジタルトランスフォーメーション(Digital Transformation)の略称です。
DXはデジタル技術を用いて、ビジネスや生活を変容させることです。
DX化ができると、作業効率の向上や人件費の削減につながります。
製造業も例外ではありません。
DX化の一環として、梱包作業の改善を試みる企業も増えています。
■ 梱包作業を改善する手順
では、実際にどのように改善していけばいいのでしょうか。
梱包作業を改善する方法を、手順ごとに分けて確認しましょう。
●作業環境の現状を整理する
●非効率や無駄を減らす
●システムを導入する
●人手不足を解消する
作業環境の現状を整理する
始めに、作業環境の現状を整理しましょう。
現状がわからないまま改善策を提案しても、現場とのミスマッチを起こしかねません。
梱包台や用具などの配置は適切ですか。
従業員が作業しやすい環境になっていますか。
現状を整理することで、課題や改善すべきポイントが見つかります。
非効率や無駄を減らす
現状の作業環境を整理したら、つぎは非効率なところ・無駄なところを減らしていきましょう。
たとえば作業台を整理して作業のロスを減らす、
梱包資材の選定をマニュアル化する、
などが効率化の第一歩です。
小さな作業の改善は、積み重なって大きな改善につながります。
それぞれに丁寧に向き合うことが、業務改善の第一歩なのです。
システムを導入する
かんたんな改善作業が終わったあとは、システムの導入に移りましょう。
システムの導入・運用には費用がかかりますが、大幅な業務改善につながります。
費用対効果を考えつつ、うまく取り入れて業務改善に活用しましょう。
セキスイでは、ダンボール箱の組み立て・封を自動化する製函機・封緘機をご紹介しています。
機械の導入なんてお金も場所もない…と思う方もいるでしょう。
セキスイの製函封緘機は、1畳相当のサイズからご用意があります。
機械1台の導入であれば、費用もお手軽。
一台でも作業効率は大幅に改善します!
手作業との比較を動画で確認してみましょう。
どんな機械があるのかわからない…という方は
機種の分類や参考価格など、下記ダウンロード資料よりご確認いただけます。
人手不足を解消する
業務改善がうまくいくと、人手不足の解消につながります。
ひとつの理由は、1人あたりの労働効率があがるためです。
1人あたりの作業量が多い現場では、ミスの増加などの業務効率ロスが多発しています。
それらのロスが減ることで、人手不足が解消されます。
もうひとつの理由は、既存の従業員が定着するためです。
過酷な現場になりがちな製造業は、離職率も高い傾向があります。
離職を減らすことにより、雇用・教育の手間などが減り、人手不足の解消につながります。
■ 梱包作業を効率化する製函封緘機
実際に梱包作業を効率化するために、どのような機械が必要なのでしょうか。
たとえばセキスイには、ダンボールの組み立てを自動化する製函機や、
梱包後に封をする封函機などがあります。
予算が気になる方には、1台で両方の役割ができる製函封緘機という機械もおすすめです。
初めての機械導入なら、お手軽価格の半自動タイプも要チェック!
【参考記事】
1台2役で梱包作業を効率化!半自動製函封緘機ワークメイト01
■ 梱包作業を改善のために注意するポイント
実際に業務改善するときに、注意すべき点はどこなのでしょうか。
業務改善するときにありがちな4つの失敗について解説していきます。
● 個別最適化にならないよう気を付ける
● 現状と目標を従業員に共有する
● 効果測定や検証を徹底する
● コストの低さと安全性を両立する
個別最適化にならないよう気を付ける
まず注意したいのが、全体でみると業務効率が下がってしまうパターンです。
「業務改善しよう」という気持ちだけが先走り、目の前の問題に集中しすぎていないでしょうか。
一部を効率化するために、他に負担が発生していては意味がありません。
全体を見ながら施策を考えるのが、企業全体の業務改善には欠かせないポイントです。
現状と目標を従業員に共有する
業務改善を進めるには、組織が一体となって取り組むことが必要になります。
リーダーや責任者だけが頑張っていても、従業員の意識が変わっていなければ施策は進みません。
従業員にとっての効率化のメリットには、
「残業時間の削減」「給与アップにつながる」などが挙げられます。
全員で目的を理解したうえで、一丸となって取り組めるようにしましょう。
効果測定や検証を徹底する
業務改善は、すぐに結果が出るものばかりではありません。
組織やラインが大きければ大きいほど、効果がでるまでの時間がかかってしまいます。
そのため結果が出るころには、効果測定を忘れているケースが少なくありません。
コストや労力をかけたのに、結果もわからずに終わるのはとてももったいないことです。
業務改善をした後は、必ず定期的に効果を検証しましょう。
効果を測定することで、さらなる改善・改良につながります。
コストの低さと安全性を両立する
業務改善で注意すべきなのは、コストパフォーマンスと安全性の両立です。
どんなに優れた施策でも、コストが高ければ継続は難しくなります。
また安全性が不十分なものでは、従業員の協力が得られなくなってしまいます。
コストが低く、安全な施策から実施することが、効果的な改善につながるポイントです。
■ 梱包業務を効率化しよう!
物流コストや人件費が増加している現在では、業務の効率化が欠かせません。
環境にあわせたシステムや機械の導入で、業務効率を改善してみませんか。
何を選んだらいいのかわからない…という方もご安心ください。
セキスイの担当がしっかりとヒアリングをし、最適な機械をご提案します!

積水マテリアルソリューションズ(株)
https://www.sekisui-pack.com/
積水化学の製函機・封緘機「ワークメイト」を中心にご案内をしています。人手不足が進んでいる昨今だからこそ、皆様の作業の相棒としてお役に立てるような活動を行ってまいります。
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