製函機の箱サイズを変えるには?ワークメイト22・23・23Gの調整方法

製函機は、製造業や物流業界において欠かせない機械の一つ。
積水の包装機器・ワークメイトは、納入時、使用するダンボールに合わせてサイズを調整しています。
しかし使用している中で、箱のサイズが変わるなど、
お客様自身での調整が必要になることもあるでしょう。

今回は製函機(ワークメイト22、23、23G)のサイズ調整方法をご紹介します!

■ワークメイト22・23・23Gの調整方法

ワークメイト22・23・23Gは、セキスイの全自動高速製函機です。
現場を明るくするブルーの本体に、使いやすいタッチパネルを標準装備。
箱のサイズ変更など調整が必要になった際も、ハンドルやボタン操作でメンテナンスいただけます。

実際の調整方法を確認していきましょう。
前半に動画、後半にテキストで掲載しております。
使いやすい方を参考にして、調整してみてください。

ワークメイト22の場合

ワークメイト23・23Gの場合

調整前に確認しよう!

ワークメイトの調整をする前に、電源をオフにしてください。
また調整の際には、必ず実際に使用するダンボールを使って調整してください。

■サイズの調整方法をテキストで確認

ここからは、動画でもご紹介したメンテナンス方法を画像とテキストでご紹介します!

※ワークメイト22と、23・23Gでモニターの表示テキストが異なる箇所があります。
使用しているのがどちらの機種か、必ずメンテナンス前にご確認ください。

①W軸調整ハンドルでサイドベルトの幅を調整する

W軸調整ハンドルで、サイドベルトの幅をダンボールケースに合わせた最適な幅に合わせます。

W軸調整ハンドル

ケースのフラップを折り込んでサイドベルトの間に挟み、
ベルト面が動く程度にサイドベルトの幅を調整します。

②ダンボールケースを積み込むマガジンの高さを調整する

ダンボール一枚をマガジン前板の上に立てます。
ダンボールを立てる箇所

ケーススリットとパスラインゲージが合うように、マガジン高さ調整ハンドルで高さを調整します。
パスラインゲージ

③開口ゲートの高さを調整する

ダンボールケースを、マガジン前板のプランジャーピンに接するように置きます。
プランジャーピン

b軸調整ハンドルで、ブラシがケースの上端部にあたるように調整します。
b軸調整ハンドル
ケース吸着面のスリットに当たる位置にブラシを移動させます。
スリットにブラシが当たるように調整
b軸側のブラシは、固定側の吸着パッドの真上に移動します。
ゲートブロックは、ケースの側面近くに固定してください。
ゲートブロック
開口ゲートの高さはケースがストッパーをくぐり抜けられるように微調整します。
押し板をスライドさせてダンボールケースを固定してください。
押し板

④ケース搬出の中心を調整する

吸着パットの原点位置を、W2軸調整ハンドルで調整します。
W2軸調整ハンドル
原点位置が、基準ガイド面から2山程度出るようにしましょう。
吸着パットの位置

⑤整形ガイドと吸着パッドを調整する

主導画面で吸着パッド、整形バーの動作範囲を調整しましょう。

整形バーの位置は、L軸調整ハンドルで調整します。
L軸調整ハンドル

※22の場合
「手動」「整形バー」を押すと、整形バーがダンボールケースの前に出ます。
※23・23Gの場合
「手動」「整形ガイド出」を押すと、整形バーがダンボールケースの前に出ます。

整形バーの延長線が、ケースの罫線より後ろになればOKです。
位置の調整基準

次に吸着パッドを調整します。

※22の場合
「パッド前進」を押すと取り込みアームが前進します。
※23・23Gの場合
「吸着パッド 前進」を押すと取り込みアームが前進します。

吸着パッドはケース吸着面の端から均等な位置になるよう移動させます。
吸着パットの調整
吸着パッドの調整が終わったら、「調整完了」を押してください。
吸着パッド、取り込みアーム、整形バーが原点に戻ります。

手動操作での試験製函

調整が終わったら、手動操作で製函状態を確認します。

※22の場合
手動(2)の画面から、「取込」を押すと吸着パッドが前進し、
ダンボールケースが吸着されて「吸着_OK」のテキストが表示されます。
※23・23Gの場合
「取込み」を押すと吸着パッドが前進し、
ダンボールケースが吸着されて「ケース吸着OK」のテキストが表示されます。
「開口」を押すと、ダンボールケースが一箱取り出されます。

※22の場合
「折込」を押すと、ケースが取り込まれた位置でフラップが折り込まれます。
※23・23Gの場合
「折込み」を押すと、ケースが取り込まれた位置でフラップが折り込まれます。

整形バーがケース後ろに軽く当たるまで移動します。
整形バーとケース面が、軽く当たっていることを確認してください。
整形バーの位置を確認
内フラッパー中心に、外フラップが左右同様に折り込まれているか確認します。
W軸調整ハンドルでケース位置を動かして、内フラッパーを中心位置にします。
位置を中心に合わせる
以上、確認出来たら「搬出」を押します。
うまく搬出されない場合は、W軸調整ハンドルで微調整してください。

※22の場合
最後に「解放」「復帰」を押して整形バー、フラップ、開口アームを原点に戻します。
※23・23Gの場合
最後に「復帰」「開放」を押して整形バー、フラップ、開口アームを原点に戻します。

手動での調整が完了したら、自動製函を開始できます。

動作が上手くいかないときは

箱の調整がうまくいかないときは、部品の交換が必要な時期かもしれません。
箱を運ぶサイドベルトの摩耗などが不具合の原因になることも。

サイドベルトの交換方法はこちら
機械が故障!?よくある修理と交換パーツ

部品の購入は、必要事項をご確認の上、エリアのメンテナンス窓口までご連絡ください。

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https://www.sekisui-pack.com/

積水化学の製函機・封緘機「ワークメイト」を中心にご案内をしています。人手不足が進んでいる昨今だからこそ、皆様の作業の相棒としてお役に立てるような活動を行ってまいります。

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